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ポルシェカレラカップジャパン 2020 第4戦代替(もてぎ)決勝レポート

ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社⻑:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン 2020シリーズ第4戦代替決勝を、ツインリンクもてぎ(栃木県)で2020年9月20日(日)に開催しました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:24度 路面:28度(レーススタート時)

今年20年⽬のシーズンを迎え、現在国内で行われているワンメイクレースの中でもっとも長い歴史を誇るPCCJ。今シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響でレースカレンダーが変更され、6月27-28日の岡山国際サーキットで幕を開けた。第3-4戦はスポーツランドSUGO、第5-6戦は富士スピードウェイ、第7-8戦ツインリンクもてぎと、全4イベント8戦で競われているが、第4戦は天候不順のためキャンセルとなっていた。そのため今回のもてぎで第4戦代替レース開催を決定したが、公式レースを1イベント中に3戦行うのはPCCJ史上初。グリッドは第7戦決勝中のベストラップタイム順で決定し、ポールポジションを獲得したのはランキングトップの#24 近藤翼。2番手は#60 小河諒、3番手は#31 上村優太、4番手はPCCJ ジュニアドライバーの#20 石坂瑞基が続く。プロアマクラスのクラスポールポジションは#98 IKARI、アマクラスのクラスポールポジションは#15 神取彦一郎となった。

午前中の第8戦はフルウェットだったが第4戦代替レースの決勝の頃には晴れ間も見え、16時からのフォーメーションラップを経てレースはスタート。ポールポジションの#24 近藤がスタートで出遅れる一方で、2番手グリッドの#60 小河と3番手グリッドの#31 上村が好スタートを見せる。トップに立った#60 小河は背後にピタリと着ける#31 上村を引き離そうとペースを上げるが、逆転王者の可能性が残されている#31 上村は一歩も引かずテールトゥノーズの戦いが繰り広げられる。その状態が最終ラップの12周目まで続くが、最終的に#60 小河が逃げ切り優勝。「今年は攻めをテーマに戦ってきたのですが、最終レースで優勝できていいシーズンエンドになったと思います」と語る。2位でゴールした#31 上村は、複数回の規定走路外走行により結果に30秒加算のペナルティを科され6位になってしまう。それにより#24 近藤は繰り上げ2位となり、PCCJ史上初となる3回目の戴冠を成し遂げた。#24近藤は「今日はスタートを失敗してしまったので目標を無事ゴールすることに切り替えました。今シーズン素晴らしいマシンを用意してくれたチームに感謝しています」と喜びを語る。#20 石坂はレース前半、#24 近藤に迫る速さを見せトップグループに追いすがったが3位に終わる。最終的なポイントランキングは、1位#24 近藤が148点、2位#31 上村が132点、3位#20 石坂が124点、4位#60 小河が121点となった。

プロアマクラスは、クラス2番手からスタートした#25 内山清士が優勝を果たし、同クラスの初代チャンピオンに輝く。「優勝でチャンピオンを決められて良かったです。近藤選手のチャンピオン、チームチャンピオンと3冠も獲得でき嬉しいです」と語る。アマクラスは#15 神取が今シーズン初優勝を飾り「今日は自分の走りができれば勝てると思っていました」と振り返る。そして2位の#36 SKY Chenがアマクラスの初代チャンピオンを獲得し、「もてぎで初優勝と初タイトルを獲得でき、いいシーズン最終大会になりました」と喜びを語る。 なおチームチャンピオンは、オーバーオール(総合)チャンピオンの#24 近藤とプロアマクラスのチャンピオンの#25 内山がコンビを組んだNK Racingが獲得した。

PCCJ20年目のシーズンは#24近藤による3度目の戴冠、そして設立初年度のプロアマクラス、アマクラスの初代チャンピオンが誕生した記念すべき年となった。「最速のワンメイクシリーズ」として知られるPCCJでは来シーズンも2020年に勝るとも劣らない熱い戦いが繰り広げられることだろう。

2020/9/19