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ポルシェカレラカップジャパン 2020 第5戦(富士)決勝レポート

ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社⻑:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン 2020シリーズ第5戦決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2020年8月1日(土)に開催しました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:28度 路面:34度(レーススタート時)

今シーズン、富士スピードウェイでのレースは初開催となるポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の第5-6戦。午前中の予選でポールポジションを獲得したのは、昨年PCCJに再参戦してから初となる#60 小河諒。2番手は2016年、2018年にPCCJ 王者に輝いた#24 近藤翼、3番手は現在ランキングトップの#31 上村優太、4番手はPCCJ ジュニアドライバーの#20 石坂瑞基。プロアマクラスのクラスポールポジションは#25 内山清士、アマクラスのクラスポールポジションは#21 高田匠となった。

第5戦決勝は14時10分からのフォーメーションラップ後、熱戦の火蓋は切られた。ポールポジションの#60 小河が一歩出遅れたのに対し、2番手の#24 近藤は好スタートを見せてトップで1コーナーを駆け抜ける。しかし、その後#60 小河は焦ることなく#24 近藤に並び掛けて、Aコーナーでトップを奪い返す。一方の#24 近藤は、#60 小河に気を取られて100R入口のブレーキングポイントでミスをしてオーバーランを喫するが、何とか2番手でコースに復帰。3番手には#31 上村が着け3台による駆け引きが行われる中、ポルシェジャパンジュニアの#20石坂は4番手から追い上げを図る。逃げ切りたいトップの#60 小河はレース序盤、2番手の#24 近藤との差を1秒以上に広げるが、レース中盤を過ぎると#24 近藤が1秒以内に詰め寄る。また、3番手の#31 上村もトップ2台を逃すまいと背後からチャンスを伺う。だが、#60 小河は冷静にレースペースをコントロールし、#24 近藤がタイム差を縮めてると翌周には再びペースをアップし差を広げる。PCCJで2度の王座獲得経験を持小川と近藤、そして2017年から3年連続でランキング2位を獲得している上村。911GT3カップを知りつくした3人による好バトルは最終ラップまで続いたが、#60 小河が見事に逃げ切って昨年6月に富士で開催された第8戦以来の優勝を成し遂げる。今シーズン初優勝を飾った#60 小河は、「今日は自分のペースでレースをコントロールすることができ、近藤選手が追い上げてきても焦ることはありませんでした。この優勝は一つの通過点なので、残りのレースも勝てるように挑んでいきます」と語る。今年4回目の2位に終わった#24 近藤は、「スタートで前に出られたのですが、小河選手のことを意識しすぎてしまいました。その後チャンスを伺っていたのですが……。でも明日はポールポジションからのスタートなので、逆の立場で逃げ切りたいと思います」と、今シーズン初優勝を誓う。3位の#31 上村は「3台とも同じようなペースだったので、抜くチャンスはなかったですね。明日は上を目指して頑張ります」と言う。#20石坂も予選順位と変わらず4位のままチェッカーを受けた。

プロアマクラスは、クラスポールポジションからスタートした#25 内山清士がトップを譲ることなく、第3戦に続き連勝を飾る(第4戦は悪天候でキャンセルのため)。「今日はスタートから逃げ切ることができましたが、ラスト2周は燃料が厳しくなってきたので少しドキドキしました」とレースを振り返る。また、アマクラスはクラスポールポジションの#21 高田匠が開幕からの4連勝を飾る。「レースではアマクラスだけでなく、プロアマクラスのドライバーともクリーンなバトルが楽しめて良かったです。そして今シーズン4勝目を飾れたので、このまま全戦優勝できるように頑張ります」と喜びを語る。

PCCJ第6戦の決勝レース(15周もしくは30分間)は2日(日)10 時15分のスタートを予定している。スターティンググリッドは、#24 近藤が今シーズン初ポールポジションを獲得。プロアマクラスのポールポジションは第5戦と同じく#25 内山、アマクラスのポールポジションは#21 高田となっている。

2020/7/31